私は手湿疹と中学生時代から約15年のお付き合いをしています。
15年間手湿疹は治りません。
正確にいうと一時的に治るけれど、すぐに再発します。乾燥・アトピー体質の人など手湿疹になりやすい人は一生のお付き合いといっても過言じゃないです。
私の場合、夏は手汗でかぶれてプツプツ水泡ができて痒くなり、冬は乾燥で痒くなりひび割れ赤切れができます。1年中手が荒れています。
おかげで、指先から第2関節にかけて細かい皺が刻まれてしまい、まだ若いのにおばあちゃんの指みたいになってしまいました。スマホの指紋認証も認証されなくなりました……。
そんな私ができる限り手湿疹を悪化させないように気をつけている基本の3点をがこちらです。
- できる限り水に触れない
- 手袋をして家事をする
- こまめに保湿する
この3点を気をつけているとだいぶマシな状態をキープできています。とはいえ、気を抜いてサボるとすぐ悪化しますが。
できる限り水に触れない
できるかぎり水に触れないようにします。頻繁に水に触れると皮膚のバリア機能が低下し刺激に反応しやすくなります。
とはいえ、私は仕事柄よく手を洗うので触れないというのは難しいです。なので、
水に触れたらすぐ手を拭く!
ようにしています。私は超めんどくさがりなので、水に触れてもチョイチョイと軽く拭くだけで済ませることが多かったのですが、そんな時は決まって後から手が痒くなりました。
水に触れたら、しっかりと皮膚の水分を拭き取るようにしたら、手の痒みが軽減されるようになりました。
手を拭くのをサボっちゃダメですね!
手袋をして家事をする
家事は、手湿疹が別名「主婦湿疹」と呼ばれるように皮膚の大敵です。
特に食器洗いは、食器洗い洗剤が油分を落としてしまうため一発アウトです。ガッサガサになります。
そのため、ビニール手袋をはめて食器洗いをしています。ビニール手袋にかぶれる人は綿手袋+ビニール手袋のコンボでやるといいでしょう。
手袋にすぐ水が入ってきてしまう場合は、ロングタイプの手袋を使いましょう。
また、子供のオムツ交換とか、洗濯物畳みなどの家事育児でも手の水分が失われますよね。ひどい時は簡易タイプの薄い手袋の使用もオススメします。
こまめに保湿する
常に保湿剤を手元に置いて、何かしたらすぐ保湿!を心がけます。私は皮膚科で処方されたヘパリン類似物質の油性クリームを使用していますが、市販でも同じ含有量のものが売られていますね。
睡眠時にしっかり保湿して綿手袋をして寝るとより効果的です。(すごくひどい時は寝ている時に手袋ごと掻きむしって、朝血まみれになっていましたが)
入浴後の保湿はすぐやる
ちなみにお風呂の話ですが、入浴後は急激なスピードで皮膚乾燥が進み、皮膚の水分量が入浴前よりも低くなるようです。
そのため入浴後10分以内に保湿を行う必要があるとの実験結果があります。

引用:https://oggi.jp/191880、温泉科学研究所
子供をタオルで拭いたり髪を乾かしたりと忙しないですが、急いで手はもちろん全身の保湿をする必要がありますね。
ひどい時はさっさと病院へ
よくならない時は自分でどうこうするより、早めに皮膚科に行ってステロイドなどを処方してもらいましょう。
私の場合はひどい部位にステロイドを塗って絆創膏を巻くと、大体マシになります。
なかなか皮膚科に通うのは大変ですが、手湿疹は地味に痒くて痛くて苦しいので、早くよくなりたいですよね。
まとめ
最近はコロナ感染対策もあり、こまめな手洗いやアルコール手指消毒で手へのダメージは大きくなっています。
手へのダメージ軽減のためには、アルコール手指消毒は保湿成分を含んだものにしたり、手洗いと手指消毒を一度にせずどちらかだけにする必要がありますね。
この記事でご紹介したことはあくまで最低限のことであり、どんなケアが合っているかはあくまで人それぞれです。
頑張ってこまめにケアをして、手湿疹とながーいお付き合いをしていきましょう。